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上野がhtml化するに当たり原文に手を加えています。
gnuplot-3.6+1.1

Copyright (C) 1993 - 1997 Masahito Yamaga
千葉大学総合情報処理センター 山賀正人
1. はじめに
gnuplot-3.6+1.1 は gnuplot(version 3.6beta325) に日本語を扱う機能とその他 いくつかの機能を付加するためのパッチパッケージです.
最新版は常に
ftp://ftp.ipc.chiba-u.ac.jp/pub/pub.yamaga/gnuplot+/3.6base/
に置いてあります. また本パッチパッケージのホームページもご覧ください.
http://www.ipc.chiba-u.ac.jp/~yamaga/gnuplot+/
http://www.ipc.chiba-u.ac.jp/~yamaga/gnuplot+/index-j.html
(注) 作者は「"ハッカーは、クラッカーじゃない。"と主張する会」の会員として、 「ハッカー」という単語を「クラッカー(=犯罪者)」の意味で使う者の 本パッチパッケージの利用を禁じます。また「クラッカー」であるにも 関わらず自らを「ハッカー」と名乗る者の利用も合わせて禁じます。

このパッチをあてた gnuplot では

set term postscript plus
のように PostScript 出力のオプションとして plus を指定するだけで LaTeX like なテキスト処理が可能になります.
つまりこれだけでギリシャ文字や上付き下付き文字, 更に形の美しい矢印など
「これが gnuplot の出力 ?!」
と思わず言ってしまいたくなるような PostScript ファイルを簡単に得ること ができるのです.

使用できる LaTeX like なコマンドは gp+/command.lst に列挙されています.

また PostScript 出力, 更に OS が日本語の locale を認識する場合は X11 表示で日本語(EUC, SJIS および 7bit JIS)が扱えます.

更に GNU readline ライブラリと組み合わせることでコマンドライン編集の 履歴をファイル ~/.gp_history に保存することで再利用できるようになります. 因みにこの履歴ファイルおよびその最大保存量 (default 100) は環境変数 GP_HISTFILE, GP_HISTFILESIZE でそれぞれ変更可能です.

その他にも環境変数 LANG によってヘルプファイルを切り替える機能も加わっ ています. default ではまず /usr/local/share/$LANG/gnuplot.gih を探し, 見つからない場合は /usr/local/share/gnuplot.gih を読みます.
この検索パスは環境変数 GNUHELP でも変更できます. その場合 LANG の内容に 置換したい部分は %L で指定してください.

2. パッケージの内容
このパッケージに含まれるものは以下の 6種類のファイルです.
     (1) README.plus.j

           このファイルです.

     (2) INSTALL.plus.j

           インストール方法が書かれています.

     (3) Copyright.plus

           本パッチパッケージの著作権について書かれています.

     (4) History.plus

           本パッチパッケージの変更履歴が書かれています.

     (5) gnuplot3.6+1.1.patch

           gnuplot(version 3.6) を機能拡張するためのパッチファイルです.

     (6) gp+/*

           機能拡張に必要なライブラリのソースファイルとマニュアルです.
3. 使い方
gp+/plus.tex (LaTeX 2.09) または既にコンパイル済みの gp+/plus-asc.dvi(ASCII版), gp+/plus-ntt.dvi(NTT版) をご覧ください.
4. インストール方法
INSTALL.plus を参照してください.
5. 謝辞
本パッチパッケージ作成にあたり, 数々の助言をくださった高野宏先生をはじ めとする慶應義塾大学理工学部物理学科理論研究室の皆様に感謝いたします. 特に, 山口文子さん(現 Stanford 大)と岩崎唯史さん(現 茨城大)には様々な アイデアをいただき, 本パッチパッケージによって拡張された機能の多くに意 見が取り入れらています. 大変ありがとうございました.

また gnuplot-ML(gnuplot@kk.info.kanagawa-u.ac.jp) のメンバーの皆様, 特 に大阪大学の升谷保博さんに感謝します.

その他にもメール等でご意見ご感想を送っていただいた多くの皆様にこの場を 借りて感謝の意を表させていただきたいと思います.

                                               平成 9年 1月 7日   山賀正人